施工事例
連棟長屋で空いた隣家を買って2軒を1軒にするリフォーム
連棟長屋で空いた隣家を買って2軒を1軒にするリフォーム
狭小の長屋にお住いの方々から、もう少し暮らしやすい間取りで生活したいというお悩みをよくお聞きします。狭小の長屋というのは間口が狭く縦長の間取りなので、いわゆるうなぎの寝床と言われます。通し間取りなので共用空間に行くにも隣の部屋を通らなければならずプライベート空間の確保ができません。
また、間口が狭い=それぞれにスペースの一定の面積の確保が難しいので特にお風呂はどうしても狭くなりがちです。
そういった方々の中には隣のお家が売りに出されると、2軒を1軒にして広いLDKやお風呂、全ての部屋が廊下を利用できるプライベートな個室を求めて購入し、リフォームを考えられます。その際に、隣の家の壁は壊せても、柱などを撤去して広い空間が確保できるのか?という疑問を持たれます。
果たしてそんなに都合よく柱を抜いて広い部屋を作れるのか?
今回の事例は4軒長屋の真ん中2軒を1世帯にするリフォームです。
1軒の間口は1間半です。
これでは廊下の確保も難しいし、お風呂も脱衣所、トイレを考えると半間分(90㎝)つまり半坪タイプのお風呂しか確保できません。今回は2軒をまとめて各所を広くするというリフォームです。1間半間口の長屋を2軒まとめると3間間口の広い家が出来上がります。玄関ドアをひとつにし、小窓を2カ所設けました。
2階ベランダには目隠しのスクリーンをアルミ製ではなく小巾板を貼って予算を抑えました。開口面減ったので自転車を置くスペースが確保できました。
通し間取りの居室ではなく、廊下に面したプライベートな個室です。
広い洋室になりました。階段は上り口をまわり階段にして省スペースに努めました。
間口が3間になったのでW2700の対面キッチンが設置できます。
このキッチンな間口がまるまる1軒分の間口だったのです。抜けない柱もありますが、抜いた柱は貼りで補強し、広いLDKを実現しています。W2400の対面キッチンですが、アイランドタイプではありません。予算の都合で壁付けI型キッチンにカウンターを造作で取付対面キッチンに。また、広い洗面所になり、W750の洗面化粧台にW450のキャビネットが置けるスペースです。しかもこちらは洗面所だけで脱衣スペースは別に設けました。洗面所の横の脱衣スペースです。洗濯スペースと兼ねているので脱いだ服を洗濯機に放り込んで浴室へという動線が確保されています。玄関奥の納戸です。
たくさんの収納が見込めます。またご趣味のサーフボード置き場にされるそうです。
1間半の長屋を2軒をひとつにすることで、ただ面積が広くなるというだけでなく、理想のライフスタイルに合わせた間取りプランが可能になりました。
長屋などの古家は空き家のまま放置していると建物は傷み、資産としての価値がなくなっていきます。有効活用することがその資産価値を造りあげていくのです。